Seasoning+

人生にスパイスを。

「お前といたくない」

 

 

振られました。

2年前の夏、出会った14歳上の彼。

学生だった私にとって社会人である彼はそりゃ魅力的に見えすぎた。

助手席に乗せてもらうだけで舞い上がり、手を繋いで歩くだけで幸せだった。
なんなら、「大人の男性と遊んでる私って悪い女ね・・・」と自分に酔っていた。

そうこうして、彼を盲目的に2年もの間、恋をしていた訳だが、そんな彼には散々振り回されてきた。
まず、私はなんとか告白して彼女の座にのぼりつめた訳だが、この2年、私は一度も彼の自宅に行ったことがない。

この時点で地雷である。
しかし、まさに夢心地の私は友人になんと言われようと見てみぬふりをしてきた。
次に、彼は結局最後まで仕事を教えてくれなかった。

地雷である。
どこの世界に家と仕事を教えてくれない彼氏がいる?え?それ、ちゃんと付き合ってた?
そして、彼は予定を先に決めたくない男で、私とのデートは決まって当日に「集合する?」てな感じでゆる~く決めるのだ。私は先に予定は組みたい人間なので、これにはイライラしながらも「合わせてあげるのが良い女」なのだとまんまと都合の良い女へと変貌を遂げていったという訳である。
最近は私を抱くのにも飽きたのか4ヶ月以上はキスもSexもしていなかった。それでも、週に1回は会ってなんとなくデートをしていた。

 

そして先週の日曜日、彼をデートに連れ出した時のこと。
集合したときから彼はなんとなく機嫌が悪い。私が一生懸命ピエロを演じても、一向に上がらない彼のテンション。歩き回るのも疲れてファーストフード店に入り、お茶をすることに。ここで事件は起こった。
何気なく私が取り出したスマホに彼が一言。
「普通スマホ触る?」
これがどうやら彼の気に障ったようで、彼も無言でスマホでニュースを見始め、沈黙。
え??ただ、ちょっとスマホを開いただけで??
君、さっき買い物してる私の後ろをスマホしながら付いてきてなかった??
私が食事中にスマホを取り出してしまったことが不愉快だったことには間違いないので、そこは申し訳ないと言いたいが・・・大の大人が同じことをし返すとは・・・。
そして、無言のまま食事を終え、店を出て、このまま一緒にいても楽しくないよなあと「帰ろうか」と切り出した。そして重い雰囲気の中、「いや~マクドはお腹重くなるね~(笑)」と一言。
これに彼の堪忍袋の緒が切れたらしく「お前、文句しか言わないよね」と。
私はもちろん文句のつもりで言ったのではなく、ただその場を茶化したかっただけなのだ・・・。
そして彼は続ける。
「お前、会計の時もいなかったし。スマホ触るし・・・俺、お前といたくないわ

お分かりいただけるだろうか・・・好きな人にお前といたくないと言われたときの絶望を。
こうして突き放された私は泣く泣く、一人で帰路に着き、もちろん彼からの連絡もないまま、今に至るのである。

けれど、心のどこかでは分かっていたせいか、今、これを書いている今もそこまで落ち込んではいない。
好きじゃなくなったといえば嘘になるが、彼は最初から私と付き合おうなんざ思っていなかったのだ。
魔法がとけてしまった今、私に残されたことは彼をきっぱり諦めることだ。
きっと、奴は忘れた頃にピロッと連絡をよこすに違いない。
しかし!!言ってやるのだ。

「お前といたくない」と!!!